将来、20年かかっても、30年かかってもやってみたいことがある。

自分は文化を一つ作りたい。

昔友達の家にファミコンがあった。自分の家にはファミコンがなかったからよく友達の家にファミコンをしに行ったのを覚えている。
一度もやったことがなかったから、がちゃがちゃ動かしていたら気づかないうちに勝ってしまっていたり、負けてしまっていたり。
そういう思い出があるやつは自分の同世代では多いと思う。

「友達の家でゲームをする」というのは、もう一つの文化であると言っていい。外国でも自分はそういう光景を当然のように目の当たりにした。これは結構凄いことだと思う。(すごろく、ボードゲームなどの素地はあったにしろ。)

自分の業界でもそういうものを世の中に残したい。
建築業界がよく、百年先まで残るものを作ろうというキャッチコピーで就活生を募集しているけれど、自分は百年も残らないでいいから人の思い出に残るようなものを作りたい。

走馬灯の中で、片隅にうつるくらいのものを作りたい。
うん、あるじゃないか立派な目標。安心した。再確認。

これが自分のエゴでないかと少し迷うことはある。自分の望むサービスの形がお客さんや社員が望む形でないことは十分にありえるからだ。
それでも、これは夢のような形で自分の心の内に秘めておきたい。

望めば必ず実現する、なんてことは思わないけれど、多分これだけ確固として思っていれば自分を『どこかに』連れて行ってくれる原動力にはなり得ると思うから。

これは横道にそれるけれど、今の自分は今いる場所ではないどこかに行きたいのだと、心の中で強く思っている。きっと今より素晴らしい世界が将来待っていて、約束された幸せがそこにあるのだと、思っていたいのだと思う。


そう思っていないとやっていけない。


時間切れだから会社に行かねば。久しぶりに気持ち良く文章を書けたので今日はもう満足だ。