Evernoteの使い方について本気だして考えてみた。

Evernote、好きです。大好きです。

コンセプトが最高。人生の全てを記録する、なんてロマンはない。

けどさ、無理なんすよどうしても・・・

おそらく今のじぶんの職場環境とEvernoteの相性が悪いのだと思う。
まず、お客様の情報に常日頃触れる職場環境ゆえに、インターネットのセキュリティが厳しい。

最初のうちは自分のPCから会社資料を送って社外で仕事をするというスタイルも考えていたのだけれど、あまりに危険だよね…
大した会社でなければ漏れ出してもそう問題にはならないのだろうけれど、万が一ウイルス感染とかした時には結構致命的なダメージを会社が受けてしまう。
そもそも社外に会社の資料を持ち出して、しかもネットありきで仕事をするというのはあかんだろうと思ってしまうのだが、考え方が古いのだろうか。

次に、Evernote利用者が周りに少ないことも使いづらい原因。
そりゃ、みんなに使い方を教えて啓蒙すれば仕事の効率化図れるのだと思うけれど、そんな時間ないんですよね。みんながそういう知識にあまり抵抗がなければいいのだけれど、まあこれは要確認か。

1.常時インターネットが利用できる環境があり、
2.あまり会う機会の作れない者同士が、
3.ある程度ウイルス対策がされたデバイスで、
4.漏れても問題のないような情報を元にプロジェクトを作る。
以上の条件が整っているチームであればEvernoteはきっと役に立ってくれる。逆に言えばこの条件が整わなければ常にリスクを背負いながら仕事をすることになると思う。

学生、起業家、クリエイターといったフットワークが軽い人達向けのサービスなんだなぁと思う。

ここまでは仕事で使うことを想定して話をみたのだけれど、プライベートはどうなんだろうかと考えてみた。

プライベートでは上手く使えればとても便利だと思うんだよね。普段持ち歩く必要はないけれど、ちょっとした時にあると便利、というようなことを控えておいて役立ったことはよくあった。
例えば部屋の間取りや机の大きさ、スーツを買う時のサイズや持っている服の数などは買う時のイメージがしやすくなったからEvernoteに残しておくようにしている。

いまははてなブログに書き綴るようになったけれど、会社の事業内容についての考察等はEvernoteにちょろっと残しておくと後で見た時に新たな発見があって面白い。
気になった時に残すようにする習慣をつければとても役に立つツールだと思う。

けれど、大変なのが整理。
POSTEVERなどを使って小まめに残すというスタイルを昔はとっていたのだけれど、落ち着いた時にノートの中身をみると雑然すぎて笑うことが多い。
普通のノートにとっても大抵雑然とするのだけれど、感覚でどの辺りにあるかわかるアナログの検索能力にはデジタルはどうやっても敵わないように最近は思う。
Evernoteに本文中の言葉からタグを生成する機能でもついていればまた話は変わってくるのだろうけれど、まあ難しいんだろう。

また、ぱっとみたいときに手帳ならば1秒もかからずに「起動」できるけれど、アプリだとどうしてもそうはいかない。特にEvernoteの標準のアプリケーションだと画像の読み込みが異常に遅く、度々落ちる。自分のデバイスの性能の問題だと言ってしまえばそれまでだけどね。

手軽さを売りにしながら手軽さがない。
これがEvernoteを生活の中心に据えきれない今の状態だ。
本当なら領収書とかレシートとかも全部保存してライフログ残してみたいっすよ。
Evernote、頼むよ。あんまり几帳面でない自分でも使えるようにしてください(懇願エンド)