電子書籍リーダー~Kindleを死んでも買いたくなかったので PRS-T3Sを買った~

死んでもは言いすぎか。

 

けどWeb上で電子書籍リーダーを検索するとKindleありき、Koboありきで勧めてくるのはなんなのよと思ったのは事実。SonyのPRS-T3Sという無味乾燥な名前を付けられたリーダーを買ったのはそういったひねくれた動機からだった。

 

今自分はiPadminiを持っていて、電子書籍を読むためだけに端末もう1台買うのはどうなんだろう…と思ったりもしたのだけれど、もう自炊環境も完璧に整えてしまったことだし後一万円くらいどうってことないか、というなんとも贅沢な理由で購入を決定。

池袋のビックカメラに(ポイントが余っていたので)買いに行ったのだけれど、そこの電子書籍リーダーのコーナーがひどかった。

 

まず展示してあるリーダーが全てぶっ壊れてる。お目当てのSonyのリーダーはおろか、KindleKoboについても無残な姿で展示されていた。同じフロアにはタブレットも展示されていて盛況だったこともあると思うが、ホコリを被った電子書籍リーダーたちははなんとも哀愁を誘った。正直泣いた。

店員に聞いてもいい加減なことしか答えないし、Sonyの端末を買うと言ったら「えwwwお兄さんそれ買うんすかwww」みたいな顔で見られた気がする(思い込み)。

 

そんなこんなで購入してきた!

 

これの白いやつを買ったよ!生活家電製品は白と決めているよ!

 

まだ買ってから3日になるけど、「電子書籍リーダー」のメリットを書き出すと、

・充電の持ちが良い。

・いい感じの大きさ。

・軽い。

え、これだけ?って感じかもしれないけれど、この三点が素晴らしい出来であることが電子書籍リーダーを選ぶときには重要なのだと思った。

 

まず、「いい感じの大きさ」というのは持ち運ぶ時のことを考えた時の大きさだ。

今、電子書籍を読みたい!という人にとって、選べる端末は、スマートフォン/タブレット/電子書籍リーダーの三つ。

 

まず、スマートフォンはありえないだろう。

字が小さい、電池の持ちが悪い。色々なことができるということが災いして、本を読む、という行為をし続けることができない。大抵は途中でメールなどが来たりして、集中が中断されてしまう。

電子書籍読んでいたら電池がなくなって大事な電話取れませんでした!なんて洒落にならない。

 

タブレットは良い選択肢であると思う。恥ずかしい話だが、自分のiPadmini64GBのモデルだったら電子書籍リーダーの購入は考えなかっただろう。とかく16GB程度の容量では自分の理想とする「書庫を持ち歩く」という形を実現できない。

「今はクラウドの時代だろ情弱がwww」とかぬかすやつがいるかもしれない。うん、実はそれ試した。Evernoteのプレミアム会員になりました。

それで自炊した電子書籍をぶっ込んでいったのだけれど、すぐにアップロード上限の1GBに達してしまい、残り19日間Evernoteを使えなくなった愚かものがこちらになります。

おまけにiPhoneからEvernoteを同期しようとしたら、遅いわ遅い。ダウンロードするノートの設定を変えればいいのかもしれないけれど、そんな事したらEvernoteを使っている意味がほぼなくなってしまう。

 

少し話がずれたけれど、タブレットも十分おすすめできるが、問題は携行性にある。

 

SONYが出したPRS-TS3の大きさが約 107 x 160.5 x 9.5 mm。

数字で見るとよくわからない数字だけれど、文庫本とほぼ同じ大きさだ。

薄さはポケットカジュアル手帳よりも薄い。

それでいて重さは文庫本よりも軽い。

 

これで何ができるかというと、ずっとスーツの内ポケットに入れていてもバレない!!!気にならない!!!

くだらないと思うだろうけれど、ものすごくこれが重要。

タブレットだとなかなか内ポケットにずっと入れておく、なんてことはできないし、できたとしても自分はしたくない。

 

タブレットスマートフォン、ついでにPCもだけれどもできることが多すぎるからって一つの端末にいくつも機能を持たせるとかえって不便になるということを最近感じている。

一時期iPhoneだけにネット、文書作成、電子書籍リーダーとしての機能を託していた時期があったのだけれど、いざというときに何も使えなくなる絶望感と無力感ったらなかった。

あと、こういう風にはてなブログも始めたことだし、外出先で本を読みながらタブレットでブログ作成するっていうのも増えると思うのよね。そういう時にタブレット2台使うのもなんか全くスマートではないように思うのよね。

(ん?これは「すっぱいぶどう」の感じなのか?いや、そうではないはず。)

 

話をまた戻すと、将来的にこの電子書籍リーダーに簡単な参考資料とかをいれて持ち歩くことも考えている。例えば今仕事で使っているノートをドキュメントスキャナーで読み取って保存しておくとかも考えている。

タブレットスマホでそれを見せる/見るというのもスマートでミライな感じがするけれども、電子書籍リーダーで見せるっていうのも形としてありなように思う。

 

ここで電池の持ちがいいというところが効いてくる。

本機は最長2ヶ月のバッテリーのもちを謳っている。タブレットとは段違いだ。

一ヶ月に一度は端末をPCにぶっ刺して新しい書籍を入れる作業をするだろうから、多分電池切れを心配するということはほぼ無い。

 

紙と電子の中間辺りに位置する端末が電子書籍リーダーだ。

将来的に仕事の上で一人1台タブレットの時代が来ると思うけど、その時にはもう少し電子書籍リーダーの使い手が増えているといいな。

あと、Sonyが元気になってほしいな。電子書籍リーダーにも光を当てておくれ。

 

あ、思い出したから書くけれど、

 

出版社早く一冊購入したらほかの端末の違うアプリでも見れるような仕組みを作ってくれ。

なんだ今の状態は。

貸し出している状態かつ、アプリごとに買った本が別々に保存されるとか。

音楽業界を見習って早く改革せよ。TV業界も規格統一に向けて動き出してる。

 

自炊のバカバカしさはやっているこっちも悲しいくらい感じてるんだよ。

「ネットで配布していることがわかったら目の玉くり抜きます」くらいの請願書書くからPDFファイルで購入させてくれ。

もう個人情報全部登録し、パスポート提出した上でIDをファイルに埋め込んで販売するのがいいんじゃないのか?映像とか音楽と違って本は時間さえかければ全て書き写すことができるんだし。

あと、書店がアプリを出すのはしょうがないと思うけれど、出版社、てめーはダメだ。講談社とかでけぇところがやっちゃダメだろ。ほかのところも真似して本好きのタブレットのホーム画面は大変なことになっていると自覚して欲しい。大体出版社で本を選んでいる奴なんて誰もいねぇよ。せめてマガジン限定とか、そういうブランドでアプリを出せばまだ納得できたものを…

 

プラットフォーム争いはもううんざりだよ!!!!!!ビバ!平和!!